３月９日覺應寺本堂にて長男が結婚式を挙げました。阿弥陀さんに誓いを立てて親族知友、住職方、寺の役員様のお立会いの下無事に終了しましたことご報告させていただきます。実に３０年ぶりの仏前式となり、両人が入堂する際に通る浜縁の入り口の扉も久しぶりに解放されました。私の式以来です（笑い）式中昔のことを思い出しながら見ていました。指輪の交換ではなく「念珠」の交換です。讃美歌ではなく「短仏偈（たんぶつげ）」を読経します。参加された方の中には仏前結婚式は初めての経験です！や、念珠の交換なんですね！とか様々なご感想をいただきました。

　両人も緊張の中やらかすことなく結婚式は！！終わりました。披露宴、二次会を経て長―い一日が終了しました。ホッとする間もなく「日常」が戻り慌ただしい日々の始まりでございます。今週末からは春彼岸、桜の季節に突入後はあっという間に「暑い暑い夏」がきてお盆、秋彼岸、報恩講、クリスマス（笑い）となんだかまたあっという間に正月が来るように思います。一年なんて本当にあっという間なんだとボーっと思う今日この頃です。

　話は披露宴に変わりますが披露宴の中のご挨拶の場面で「日常」「非日常」という言葉が出てきました。人生のあらゆるご縁の中で伴侶と出遭い、仕事、仲間とも出逢う。それを仏教では「縁起（えんぎ）」といっております。「日常」とはいかなる場面か？「非日常」とはいかなる場面か？そんなことをこれから聞法会等で学んでいければと思っております。日々の暮らしの中でこそ「なまんだぶ」の生活があるのだということをあらためて思った一日でありました。

　親鸞さんすげー！！聖人と呼べるまで一歩前進してかな？そんな感想にて今回はお開きとさせていただきます。

合掌　釋昌信（しゃくしょうしん）